しあわせの激辛開発秘話「辛ボナーラ」

未知の味に挑戦
しあわせの激辛「辛ボナーラ」

本未知の味に挑戦した、しあわせの激辛「辛ボナーラ」!激辛で「幸せ」ってどういうこと?
果たして辛さで人は本当に幸せになるのか?


 

固定観念を取っ払う!辛ボナーラ

カレー開発担当の図師さんが「唯一、食べられる辛さ」と言っていたパスタソースの「辛ボナーラ」。なぜわざわざベースをアラビアータじゃなくてカルボナーラにしたのか……そこんとこ教えてください、担当の長谷川渉(はせがわ・わたる)さん!

長谷川さん、お願いします!
(長谷川さん) よろしくお願いします。籏と図師の先輩にあたります。
ーーー  あっ、今回は社歴の長い方が担当なんですね。一般的には辛いイメージがないものを激辛にするという難易度の高いチャレンジだから、長谷川さんが抜擢されたというわけか……(ブツブツ)。
(長谷川さん) とは言え、私も辛いものはそんなに得意ではないので「どうしようかなあ」という感じでしたよ。
ーーー  そもそもホワイトソース+激辛は、一般的じゃないですもんね。もはや「新ジャンル」というか。
(長谷川さん) そうなんです。もともとは辛いもの好きの方が「ホワイトソースにタバスコを入れたらおいしいよね」と言っていたことから着想を得たのですが、一般的な組み合わせではないから余計に難しくて。でも、たとえばカレーだったら、誰しも「お気に入りの味」があるから、どこにチューニングするかは難しい。一方で今回の「辛いカルボナーラ」は、みんなの中に「だいたいこういう味だよね、辛さだよね」という固定観念がないからこそ、自由に開発できた面はあります。
激辛カルボナーラ = 辛ボナーラ(調理例)

カルボナーラ
本来の味も大切に

見た目は赤いのに、クリーミーさをしっかり感じさせる新鮮な感覚が味わえる辛ボナーラ。果たしてどんなスパイスを使うことでその味を完成させていったのでしょう。

ーーー  麻婆豆腐とカレーは4種の唐辛子を使ったと聞きましたが、今回は?
(長谷川さん) 辛ボナーラは噛んだときの辛さがダイレクトに感じられるよう、輪切りの唐辛子を使いました。
見た目は赤いのにクリーミー
輪切りの唐辛子も(調理例)
ーーー  輪切りの唐辛子が入っていると視覚的にも「辛そうだな」と感じますよね。でも、唐辛子は入れれば入れるほど辛くなるけど、辛くすればするほどカルボナーラからかけ離れてしまうような気がします。
(長谷川さん) そうなんです。カルボナーラをカルボナーラたらしめる乳製品のコクを消してしまったら意味がない。辛さに負けないように、パルメザンチーズとチェダーチーズの2種類と北海道産の生クリームを使って濃厚さをしっかり出せるように工夫しました。
ーーー  こりゃあ原価がけっこうかかっていそうですね。
(長谷川さん) ははは…そのあたりは企業秘密です。
ーーー  また出たあ!
食欲をそそる食材たち(写真はイメージ)
何度食い下がっても、教えてもらえませんでした…

ベーコン×唐辛子=幸せな香り

辛ボナーラの特徴といえば拍子木切りの大きなベーコン。封を開けたときにこれが出てきたときは思わず「わあ」と声に出してしまったほどです。これほどまでにしっかりした具材が入ったレトルトのパスタソースは、珍しいのではないかと話題になりました。

(長谷川さん) 「レトルトなのにこんなにしっかり具材が入っている」という驚きと、食べたときの満足感を大切にしました。そうそう、燻製したベーコンと唐辛子の香りが組み合わさると、奥行きのある辛さになるんです。その点でもベーコンは欠かせません。
ーーー  うんうん。これは食欲を刺激する「幸せ」な香りです。スーハ―
(長谷川さん) パスタソースではありますが、太い麺によく合うと思うのでフェトチーネのようなパスタにも合いますし、うどんと絡めて「辛ボうどん」にしても美味しいですよ。
ーーー  ごはんにかけてオーブンで焼いたら「辛ボドリア」になるんじゃないかという案も出ました。
(長谷川さん) いいですね!ほかの商品と比べて辛さがマイルドだからこそ、いろんな人にいろんなアレンジで楽しんでもらえると開発担当者としてもうれしいです。
ーーー  ところで、この辛ボナーラは開発に苦労したとはいえ、4商品の中で最も少ない試作数だったと聞きました。みんなが「これだ!」と認める辛さに近づくのが一番早かったとか……。
(長谷川さん) そうなのかなあ。あ、確かに試作数が最多だったラーメンに比べると味が決まるのは早かったかもしれません。ラーメンは、最初と完成品とでは、味が大きく変わっています。ほかの3つは温めるだけのレトルトだけどラーメンは違うから、その点でも担当者の塚原はけっこう頑張ったんじゃないかな。
※インタビュー内容は開発当時のものです。
過去、誰も作ったことがない味を見事にまとめあげた「辛ボナーラ」
これまでの知見があったからこそ実現した味なのでしょう。あらためて、ハウス食品の実力を感じました。
それにしても「ラーメンは最も試作数が多かった」って、気になりますねえ……
マイルドに味をまとめあげた激辛1.88KMの辛ボナーラ(調理例)
※2020.12.16日現在